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セラミック治療

【セラミック症例】50代 女性「むし歯の治療希望」むし歯除去とセラミック修復および咬合力管理

項目 内容
治療内容 むし歯除去、セラミック修復
ボツリヌス療法(ボトックス治療)
ホルター検査にて咬合力管理
年齢 50代
性別 女性
期間 2か月
費用(税込) 総額610,000円+税
リスク・副作用 むし歯が大きいと神経に到達し、神経除去の可能性がある

1. 患者さんのご紹介(主訴・お悩み)

お口の中に銀歯が入っている状態で、全体の「むし歯の確認と治療」を希望されてご来院された50代の女性の患者さんです。

こちらの患者さんは、以前に通われていた他院で治療に関する説明が少なく、不信感を抱かれたことから、新しく通える歯医者を探されていたそうです。そのようにお困りの中で、インターネットを使ってWEB検索をされ、当院を見つけてくださりご来院へとつながりました。

 

2. ご来院時の状態と診断

ご来院時にお口の中を拝見したところ、過去に治療を行った銀歯が複数認められました。患者さんご自身には、冷たいものがしみたり、噛んだときに痛んだりするような自覚症状は特にない状態でした。

しかし、検査を進めていくと、過去に入れた詰め物の隙間などから再びむし歯が進行する「二次う蝕(二次カリエス)」が認められました。お口の中にある修復物の多くが、素材としての耐用年数を大きく超えている状況であると診断いたしました。

【コラム】二次う蝕(二次カリエス)とは
過去にむし歯治療を行って詰め物や被せ物を入れた隙間や境目から、再びむし歯菌が侵入してむし歯が再発してしまう状態。



 

3. 治療計画

当院では、患者さんのお悩みを解消し、長期的にお口の環境維持を目指すために、原因を追究する検査と丁寧なカウンセリング体制を整えています。治療全体の流れを見据え、以下のような大まかな治療計画を立案いたしました。

まず、初診時にお口の中の全体的な診査と、噛み合わせの力を測定するホルター検査を行います。その後、歯周病の基本治療となるクリーニングを実施し、お口の環境を整えてからカウンセリングへと移行します。カウンセリングではお口の現状を丁寧にお伝えし、複数の治療計画から患者さんが納得される方針を決定します。

治療の実施段階では、各部位ごとに通院を分けてむし歯の除去と修復を行い、ホルター検査の数値に応じてボツリヌス療法(ボトックス治療)を組み合わせます。すべての治療が終了した後は、お口の中の写真の撮影による比較と、お口の専門的なクリーニングによって仕上げを行う流れといたしました。

【コラム】ホルター検査とは
睡眠時などに、無意識のうちに行っている歯ぎしりや強い食いしばりなどの「咬合力(噛む力)」が、どれくらい歯や顎に負担を与えているかを測定・分析するための検査です。
【コラム】ボトックス治療とは
医療用の薬液を筋肉に注入することで、過剰に発達した咀嚼筋(噛むための筋肉)の働きを程よく緩和させ、歯ぎしりや食いしばりによる歯や歯ぐき、顎への負担を軽減させる治療方法です。

 

4. 治療時

実際の治療は、事前に立案した計画に沿って以下の流れで進めていきました。

①口腔内診査と検査
1回目のご来院にて、レントゲン撮影、お口の写真撮影、歯周基本検査を行い、現状を把握しました。さらに、歯にかかる力の負担を調べるためにホルター検査を実施いたしました。

②歯周基本治療とカウンセリング
2回目のご来院時に、歯科衛生士によるお口の中のクリーニングを行いました。その後、歯科医師より現状の説明を行いました。当院では60分のカウンセリング時間を設けており、患者さんが納得されるまで丁寧にお口の状態を説明いたします。今回は、痛みがなくてもむし歯が進行していること、お口の健康を守るためには細菌だけでなく「咬合力(噛む力)」のコントロールが重要である点を、実際の症例写真を用いてお伝えいたしました。

③治療計画の決定
3回目のご来院時に、各患者さんのお口の状況に応じて用意した4〜6種類ほどの治療計画を提示し、説明を行いました。患者さんにご同意をいただいた治療計画を元に、実際の治療をスタートいたしました。

④治療の実施と咬合力管理
4回目〜8回目のご来院にかけて、実際の修復治療を行いました。各部位ごとに2回ずつの通院とし、古い銀歯を取り除いて、内部のむし歯を除去しました。修復物には、見た目が比較的天然歯に近いセラミックを使用しました。さらに、ホルター検査の数値に基づき、歯にかかる過度な負担を軽減するためのボツリヌス療法(ボトックス治療)を併用し、力の管理も同時に行いました。

⑤仕上げと治療終了
すべての修復治療が終了した段階で、お口の中全体の写真を再度撮影し、治療前後のお口の状態を写真で確認しました。最後に、PMTC(プロによるお口の専門的なクリーニング)を施して仕上げ磨きを行い、全体の治療を終了いたしました。

 

5. 治療後・予後



治療終了後は、銀歯の隙間にあったむし歯を除去し、セラミックを使用し、周囲の歯との調和に配慮した修復を行いました。治療の前と後でお口の中の写真を比較した際にも、治療後のお口の状態について、患者さんにも写真でご確認いただきました。最後に行ったPMTCの仕上げ磨きにより、歯の表面を清掃し、口腔内を清潔な状態に整えました。

今後、良好なお口の状態を維持するためには、今回管理を行った咬合力の状態を定期的にチェックしていくことと、毎日のセルフケアに加え、歯医者での定期的なメンテナンスを継続していくことが大切になります。お口の状態を良好に保てるよう、今後も定期的なメンテナンスを通じてサポートいたします。

当院では、患者さんのお話をじっくりと伺うために、十分なカウンセリング時間を確保し、納得いただけるよう丁寧な治療プランの説明に努めています。「むし歯があるか不安な方」や「過去の治療内容に疑問があり相談したい方」は、ぜひ一度当院へご相談ください。

 

監修:州デンタルオフィス
白土 州(院長 / 10studyClub 理事)

福岡歯科大学 卒業
九州歯科大学附属病院 口腔インプラント科
日本口腔インプラント学会会員
日本顕微鏡歯科学会会員





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