歯ぎしりは歯や顎への負担が積み重なり、歯のすり減りや筋肉のこわばりにつながることがあります。ボトックス治療は顎周りの筋肉の働きを和らげることで、歯ぎしりによる負担を抑えることを目的とした治療の一つです。過度に期待しすぎず、特徴や仕組みを理解することで、自分にとって必要かどうかを判断しやすくなります。今回は歯ぎしり防止を目的としたボトックス治療のリスクや注意点について、横浜・たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスが解説します。
1. 歯ぎしり防止のためのボトックス治療にリスクはある?
歯ぎしりに対するボトックス治療は、歯や顎への負担軽減を目的に行われますが、進め方や理解不足によって失敗と感じられるケースもあります。想定されるリスクを把握することが大切です。
①効果を実感しにくい場合がある
歯ぎしりの強さや筋肉の発達具合には個人差があり、施術後に十分な変化を感じられないことがあります。このような場合、治療に対して失敗と感じてしまう要因になります。
②注入量や部位による影響
筋肉の状態に対して注入量が合っていない場合、左右差や違和感が出ることがあります。適切な診査と計画が重要です。
③歯ぎしりの原因に合わないことがある
歯ぎしりの主な原因が噛み合わせや生活習慣の場合、ボトックス治療だけでは十分な改善につながらないことがあります。
④期待と治療内容の認識のずれ
ボトックス治療は歯ぎしりを完全に止めるものではありません。効果の範囲を理解していないと、結果に対する不満が生じやすくなります。
歯ぎしり防止のためのボトックス治療には一定のリスクがあり、事前に想定される点を理解したうえで検討することが大切です。
2. ボトックス治療前に確認したい副作用の可能性
ボトックス治療は医療行為であるため、副作用の可能性についても事前に把握しておく必要があります。過度に心配するのではなく、起こり得る反応を知ることが重要です。
①注入部位の腫れや違和感
注射による刺激で、注入部位に腫れや違和感が生じることがあります。多くは一時的なものです。
②噛みにくさを感じる場合
筋肉の働きが抑えられることで、硬い物が噛みにくいと感じることがあります。食事内容の工夫が必要になる場合もあります。
③フェイスラインの変化
咬筋は顔の輪郭にも関係するため、見た目の変化を感じる方もいます。変化の程度には個人差があります。
④効果の持続期間に限りがある
ボトックスの作用は時間とともに弱まるため、一定期間で効果が薄れていきます。継続するかどうかは相談が必要です。
⑤体調や持病による制限
妊娠中や特定の疾患がある場合、治療が行えないことがあります。事前に体調を伝えることが大切です。
副作用は一時的なものが多いとされていますが、治療前に説明を受け、理解したうえで判断することが重要です。
3. ボトックス治療の失敗を防ぐための注意点
ボトックス治療の意図を把握し、必要な流れを押さえることで、スムーズに取り組みやすくなります。ここでは、ボトックス治療の失敗を防ぐための注意点について説明します。
①事前のカウンセリングで悩みを整理する
噛みしめの強さや気になる場面を整理して伝えることで、適切な量の判断につながります。疑問点を解消してから治療に進むことが大切です。
②治療後の過ごし方を把握する
強い刺激や長時間の熱を避けるなど、治療後に気をつけるポイントを理解しておくことで、安定した経過を目指しやすくなります。
③経過観察のための来院を続ける
効果の現れ方や持続期間には個人差があるため、治療後のチェックが重要です。必要に応じて調整を行うことで無理のない状態に整えられます。
④セルフケアの見直しも同時に行う
歯ぎしりは筋肉だけでなく生活習慣も関係するため、睡眠姿勢や日中の噛みしめ癖の見直しも役立ちます。治療と合わせて取り組むことでより良い状態を目指しやすくなります。
⑤無理に効果を求めすぎない
早く治したい気持ちから過度な追加を希望してしまうと、かえって違和感につながることがあります。適切な間隔や量を守ることが大切です。
治療前後の注意点を理解することで、目的に合わせた治療に取り組みやすくなります。相談しながら無理のない計画を立てることがポイントです。
4. 横浜・たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスのボツリヌス療法(ボトックス治療)
横浜市青葉区・たまプラーザの歯医者「州デンタルオフィス」では、歯ぎしりや食いしばりによる歯や顎の負担を軽減する方法のひとつとして、ボトックス(ボツリヌス療法)を取り入れています。
注射による処置のため、所要時間が短く、仕事や日常生活への影響が少ないことが特徴です。
ボトックス治療の特徴① 医療的視点でのボトックス活用
美容目的だけでなく、咬筋(あごの筋肉)の過度な緊張を緩和することを目的に施術を行います。
歯のすり減り・詰め物の脱落・顎関節の不調など、歯科的なダメージ予防を重視した治療方針です。
ボトックス治療の特徴② KFDA(MFDS)認証製剤を使用
使用するボツリヌス製剤は、KFDA(韓国食品医薬品安全処)認証を受けた品質基準を満たす製剤。歯科で安全に使用できる水準のものを選択しています。
ボトックス治療の特徴③ 咬筋測定と定期検診を組み合わせた管理
施術前後には電気的な筋力測定を行い、咬筋の緊張度合いを客観的に確認。
「効かせっぱなしにしない」をテーマに、定期検診とセットで経過を追いながら施術を調整しています。
ボトックス治療の特徴④患者さんの症状に合わせたプログラム
「朝起きると顎がだるい」「歯がすり減っている」「エラの張りが気になる」といった症状は人によって異なります。
州デンタルオフィスでは、咬筋測定 → ボトックス注射 →効果 測定 → 再施術というサイクルを約4か月で1セットとし、患者さんごとに治療計画をカスタマイズしています。
ボトックス治療の特徴⑤ 無理のない施術環境
注射時には表面麻酔を用いるなど、痛みや不快感に配慮しています。
施術後は日常生活に大きな制限がなく、基本的にそのまま帰宅できます。
ボツリヌス療法(ボトックス治療)は、歯ぎしりや食いしばりに悩む患者さんにとって、歯や顎を守るための治療のひとつです。
横浜市青葉区・たまプラーザで歯ぎしり・食いしばり治療をご検討の方は、州デンタルオフィスへご相談ください。カウンセリングのみの予約も可能です。
※「ボトックス」という名称は、アラガン社が製造販売する薬剤の商品名です。正式には、ボツリヌス菌が生成するたんぱく質を利用した「ボツリヌストキシン注射」と呼びます。
※効果や持続期間には個人差があります。妊娠中・授乳中の方は施術を受けられません。
▼州デンタルオフィスのボトックス(ボツリヌス療法)
https://www.shu-dental.jp/treatment/dentalbotox
まとめ
ボトックス治療は噛む力の影響を和らげる手段の一つであり、特徴を知ったうえで取り組むことで過度な不安を抱かずに検討しやすくなります。治療による変化は人それぞれ異なりますが、事前の確認とアフターケアを意識することで、より安定した結果が期待できます。
ボトックス治療について相談したい方は横浜・たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスまでお問い合わせください。
監修:州デンタルオフィス
白土 州(院長 / 10studyClub 理事)
福岡歯科大学 卒業
九州歯科大学附属病院 口腔インプラント科
日本口腔インプラント学会会員
日本顕微鏡歯科学会会員

