ボトックス(ボツリヌス治療)は、表情筋の動きを和らげることでシワを目立ちにくくしたり、エラの張りを抑える効果がありますが、美容目的だけでなく、歯ぎしりや食いしばりの改善にも用いられることがあります。気になるのは「効果が出るまでどのくらいかかるのか」「どのくらい続くのか」という点ではないでしょうか。施術を検討する際には、即効性や持続期間を理解しておくことが大切です。今回は、ボトックス(ボツリヌス治療)の効果が現れる時期や持続期間の目安、そしてできるだけ長く効果を保つためのポイントについて、横浜・たまプラーザの歯医者「州デンタルオフィス」が解説します。
1. ボトックス(ボツリヌス治療)の効果はいつから現れる?
ボトックス(ボツリヌス治療)注射は、神経と筋肉の伝達を一時的に抑えることで、筋肉の動きを和らげる作用が期待できます。では、実際にどのくらいで変化が感じられるのでしょうか。
①効果が現れるまでの目安
注入後すぐに変化が出るわけではなく、通常は2〜3日後から徐々に筋肉の動きが和らぎ始めることが多いです。目に見える変化を感じるのは、施術からおよそ1〜2週間後が目安とされています。
➁部位による違い
表情筋の厚みや動きの強さによって、効果が出るまでのスピードは異なることがあります。例えば、額や眉間などの表情ジワは比較的早く、エラやふくらはぎなど筋肉の大きな部位ではやや時間がかかる傾向があります。
➂初回と継続施術の違い
初めての施術では、効果を実感するまで少し時間がかかる場合があります。継続的に受けることで、筋肉の動きが穏やかになり、結果が現れやすくなることがあります。
④変化の感じ方に個人差がある理由
筋肉量や代謝の速さ、注入量、製剤の種類などによって、変化の実感には個人差があります。早く効果を感じる人もいれば、変化がゆっくり現れる場合もあります。
ボトックスの効果は、1〜2週間で徐々に実感できることが多いでしょう。部位や筋肉の状態によっても異なることがあるため、自分のペースで確認していくことが大切です。
2. ボトックス(ボツリヌス治療)の効果はどのくらい続く?
ボトックス(ボツリヌス治療)の効果は永久ではなく、時間の経過とともに徐々に元の状態に戻る傾向があります。
①一般的な持続期間
多くの場合、効果はおよそ3〜6か月続くとされています。筋肉の動きが抑えられている間はシワや張りが目立ちにくくなりますが、徐々に神経伝達が回復し、再び筋肉が動き始めることがあります。
➁部位による差
額や目尻などの小さな筋肉では3〜4か月程度、エラやふくらはぎなど大きな筋肉では4〜6か月ほど持続することが一般的です。動きの頻度が多い部位ほど、持続期間は短くなりやすい傾向があります。
➂初回施術と継続施術の違い
初回では効果が短めに感じられることがありますが、定期的に施術を重ねることで筋肉の動きが穏やかになり、次第に持続期間が長くなるケースもあります。
④持続期間を短くしやすい要因
代謝が活発な人、運動量が多い人、ストレスによって筋肉がよく動く人などは、効果が早めに薄れる傾向があります。また、注入量が少ない場合も持続期間が短くなることがあります。
⑤再施術のタイミング
効果が完全に切れてから再び注入するよりも、やや薄れたタイミングで継続的に受けると、状態を維持しやすくなります。一般的には、4〜6か月おきの再施術が推奨されています。
ボトックス(ボツリヌス治療)の効果は平均して3〜6か月ほど続くとされています。継続的なメンテナンスを取り入れることで、自然で持続的な仕上がりを保ちやすくなります。
3. ボトックス(ボツリヌス治療)の効果を長持ちさせるためのポイント
ボトックス(ボツリヌス治療)の効果をできるだけ長く保つためには、施術後の過ごし方や日常生活の工夫が欠かせません。ここでは、効果の持続性を高めるために意識したいポイントを解説します。
①施術直後の過ごし方に注意する
注入後24時間程度は、マッサージや強い圧迫、サウナや激しい運動などを控えることが推奨されます。血流が急に高まると、薬剤の拡散により効果が部分的に薄まることがあるため注意が必要です。
➁表情の動きを控えめにする
施術後しばらくは、意識的に表情を大きく動かさないようにしましょう。筋肉を頻繁に動かすと、ボツリヌス製剤の作用が早く消失する可能性があります。
③定期的なメンテナンスを受ける
効果が完全に切れる前に、歯科医師と相談して再施術を行うことで、筋肉の動きを穏やかに保ちやすくなります。継続的な治療計画を立てておくと、自然な状態を長く維持できるでしょう。
ボトックス(ボツリヌス治療)の効果を長持ちさせるには、施術後の注意点を守り、日常的な肌ケアや生活習慣を整えることが重要です。継続的なメンテナンスで理想的な状態を維持しましょう。
4. 横浜・たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスのボツリヌス療法(ボトックス治療)
横浜市青葉区・たまプラーザの歯医者「州デンタルオフィス」では、歯ぎしりや食いしばりによる歯や顎の負担を軽減する方法のひとつとして、ボトックス(ボツリヌス療法)を取り入れています。
注射による処置のため、所要時間が短く、仕事や日常生活への影響が少ないことが特徴です。
ボトックス治療の特徴① 医療的視点でのボトックス活用
美容目的だけでなく、咬筋(あごの筋肉)の過度な緊張を緩和することを目的に施術を行います。
歯のすり減り・詰め物の脱落・顎関節の不調など、歯科的なダメージ予防を重視した治療方針です。
ボトックス治療の特徴② KFDA(MFDS)認証製剤を使用
使用するボツリヌス製剤は、KFDA(韓国食品医薬品安全処)認証を受けた品質基準を満たす製剤。歯科で安全に使用できる水準のものを選択しています。
ボトックス治療の特徴③ 咬筋測定と定期検診を組み合わせた管理
施術前後には電気的な筋力測定を行い、咬筋の緊張度合いを客観的に確認。
「効かせっぱなしにしない」をテーマに、定期検診とセットで経過を追いながら施術を調整しています。
ボトックス治療の特徴④患者さんの症状に合わせたプログラム
「朝起きると顎がだるい」「歯がすり減っている」「エラの張りが気になる」といった症状は人によって異なります。
州デンタルオフィスでは、咬筋測定 → ボトックス注射 →効果 測定 → 再施術というサイクルを約4か月で1セットとし、患者さんごとに治療計画をカスタマイズしています。
ボトックス治療の特徴⑤ 無理のない施術環境
注射時には表面麻酔を用いるなど、痛みや不快感に配慮しています。
施術後は日常生活に大きな制限がなく、基本的にそのまま帰宅できます。
ボツリヌス療法(ボトックス治療)は、歯ぎしりや食いしばりに悩む患者さんにとって、歯や顎を守るための治療のひとつです。
横浜市青葉区・たまプラーザで歯ぎしり・食いしばり治療をご検討の方は、州デンタルオフィスへご相談ください。カウンセリングのみの予約も可能です。
※「ボトックス」という名称は、アラガン社が製造販売する薬剤の商品名です。正式には、ボツリヌス菌が生成するたんぱく質を利用した「ボツリヌストキシン注射」と呼びます。
※効果や持続期間には個人差があります。妊娠中・授乳中の方は施術を受けられません。
▼州デンタルオフィスのボトックス(ボツリヌス療法)
https://www.shu-dental.jp/treatment/dentalbotox
まとめ
ボトックス(ボツリヌス治療)は、施術から1〜2週間で効果が現れ、平均して3〜6か月ほど持続するとされています。生活習慣や代謝の違いによって個人差はありますが、施術直後のケアや紫外線対策、規則正しい生活を意識することで、より長く理想的な状態を保つことが期待できます。また、効果が薄れ始めた時期に再施術を受けることで、自然な仕上がりを保ちやすくなります。
ボトックス(ボツリヌス治療)ついてお悩みの方は、横浜・たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスまでお問い合わせください。
監修:州デンタルオフィス
白土 州(院長 / 10studyClub 理事)
福岡歯科大学 卒業
九州歯科大学附属病院 口腔インプラント科
日本口腔インプラント学会会員
日本顕微鏡歯科学会会員

