ボトックス治療と聞くと、美容外科で行うしわ治療を思い浮かべる方も多いかもしれません。一方で、歯医者でもボトックス治療が行われていることをご存じでしょうか。実は、歯医者と美容外科では、ボトックス治療の使用目的や施術内容が異なることがあります。今回は、歯医者と美容外科におけるボトックス治療の違いについて、目的や施術内容の特徴を、横浜・たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスが解説します。
1. 歯医者で行うボトックス治療の目的と施術内容
歯医者で行うボトックス治療は、見た目の変化よりも、噛む機能に関わる筋肉の負担軽減を目的として用いられることがあります。歯や顎の症状との関係を踏まえて判断される点も特徴の一つとされています。
①歯ぎしり・食いしばりへの対応
歯ぎしりや食いしばりは、無意識のうちに強い力がかかることで、歯のすり減りや詰め物の破損につながる場合があります。歯医者では、噛む力に関与しやすい筋肉へボトックスを使用し、過剰な力を緩和することを目的としています。
②顎関節や周囲筋への負担軽減
顎のだるさや開閉時の違和感には、筋肉の緊張が関係している場合があります。歯医者では顎関節や周囲筋の状態を確認し、症状の一因として筋緊張が考えられる際に、治療が検討されることがあります。
③噛み合わせ治療の補助的な位置づけ
ボトックス治療は、噛み合わせそのものを変える治療ではありません。マウスピースなどの装置と併用し、噛む力の影響を抑える補助的な方法として位置づけられることがあります。
④歯や補綴物を守る目的
強い噛む力が続くと、補綴物(被せ物や詰め物)に負担がかかりやすくなります。歯医者では、治療後の歯を長く維持する観点から、力のコントロールを目的として検討されることがあります。
歯医者で行うボトックス治療は、歯ぎしりや食いしばりなど強い噛む力による問題への対応を目的として、補助的に用いられることがあります。
2. 美容外科で行うボトックス治療の目的と施術内容
美容外科におけるボトックス治療は、主に見た目の変化を目的として行われることがあります。顔の表情筋に着目し、しわや輪郭に関する悩みへの対応が中心とされています。
①表情じわへのアプローチ
額や眉間、目元などのしわは、表情筋の動きが関係していると考えられています。美容外科では、筋肉の動きを一時的に抑え、しわを目立ちにくくすることを目的として行われる場合があります。
②輪郭印象へのアプローチ
エラ部分の筋肉が発達している場合、輪郭が角ばって見えることがあります。美容外科では、見た目の印象を考慮し、フェイスラインの変化を目的としてボトックス治療が行われることがあります。
③審美性を考慮した施術デザイン
美容外科では、顔全体のバランスや表情の変化に配慮しながら施術計画が立てられることがあります。見た目の自然さを重視して検討される点も特徴の一つとされています。
④美容医療の選択肢の一つとしての位置づけ
美容外科では、ボトックスは美容医療の選択肢の一つとして提案されることがあります。目的や希望に応じて、他の美容施術と併せて検討される場合もあります。
美容外科でのボトックス治療は、しわや輪郭など見た目の変化を目的として検討されることがあり、表情筋や顔全体のバランスに配慮した審美的な視点で行われることがあります。
3. ボトックス治療は歯医者と美容外科どっち?違いと選び方
歯医者と美容外科の違いを理解したうえで、自分の悩みに合った選択をすることがポイントです。ここでは、判断の軸となる考え方を整理します。
①悩みの出発点を整理する
歯の摩耗や顎のだるさなど、口腔内の不調が主な悩みの場合は歯医者、美容的な印象が中心の場合は美容外科と、悩みの出発点を明確にすることが大切です。
②診る視点の違いを理解する
歯医者では噛み合わせや顎の動きなどの機能面を重視する治療が多く見られ、美容外科ではフェイスラインや見た目の印象を意識した施術が行われることがあります。
③他の治療との関連性
歯医者では、マウスピース矯正をはじめとした口腔内全体の治療計画を考慮したうえで判断することがあります。対して美容外科では、複数の美容施術を組み合わせた提案が検討される場合もあります。
④継続的な管理の考え方
どちらの場合も、施術の結果や経過には個人差があります。定期的な状態確認が必要になる点を理解したうえで受診先を選ぶことが重要です。
事前に考え方を整理しておくことで、より納得感のある選択につながりやすくなります。不安や疑問がある場合は、相談しながら方向性を検討していくとよいでしょう。
4. 横浜・たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスのボツリヌス療法(ボトックス治療)
横浜市青葉区・たまプラーザの歯医者「州デンタルオフィス」では、歯ぎしりや食いしばりによる歯や顎の負担を軽減する方法のひとつとして、ボトックス(ボツリヌス療法)を取り入れています。
注射による処置のため、所要時間が短く、仕事や日常生活への影響が少ないことが特徴です。
ボトックス治療の特徴① 医療的視点でのボトックス活用
美容目的だけでなく、咬筋(あごの筋肉)の過度な緊張を緩和することを目的に施術を行います。
歯のすり減り・詰め物の脱落・顎関節の不調など、歯科的なダメージ予防を重視した治療方針です。
ボトックス治療の特徴② KFDA(MFDS)認証製剤を使用
使用するボツリヌス製剤は、KFDA(韓国食品医薬品安全処)認証を受けた品質基準を満たす製剤。歯科で安全に使用できる水準のものを選択しています。
ボトックス治療の特徴③ ホルター検査による咬筋測定と定期検診を組み合わせた管理
施術前後には電気的な筋力測定(Myonix)を行い、咬筋の緊張度合いを客観的に確認。
「適正な数値にコントロールする」をテーマに、定期検診とセットで経過を追いながら施術を調整しています。
ボトックス治療の特徴④患者さんの症状に合わせたプログラム
「朝起きると顎がだるい」「歯がすり減っている」「エラの張りが気になる」といった症状は人によって異なります。
州デンタルオフィスでは、咬筋測定 → ボトックス注射 →効果 測定 → 再施術というサイクルを約4か月で1セットとし、患者さんごとに治療計画をカスタズしています。
ボトックス治療の特徴⑤ 無理のない施術環境
注射時には表面麻酔を用いるなど、痛みや不快感に配慮しています。
施術後は日常生活に大きな制限がなく、基本的にそのまま帰宅できます。
ボツリヌス療法(ボトックス治療)は、歯ぎしりや食いしばりに悩む患者さんにとって、歯や顎を守るための治療のひとつです。
横浜市青葉区・たまプラーザで歯ぎしり・食いしばり治療をご検討の方は、州デンタルオフィスへご相談ください。カウンセリングのみの予約も可能です。
※「ボトックス」という名称は、アラガン社が製造販売する薬剤の商品名です。正式には、ボツリヌス菌が生成するたんぱく質を利用した「ボツリヌストキシン注射」と呼びます。
※効果や持続期間には個人差があります。妊娠中・授乳中の方は施術を受けられません。
▼州デンタルオフィスのボトックス(ボツリヌス療法)
https://www.shu-dental.jp/treatment/dentalbotox
まとめ
ボトックス治療は、歯医者と美容外科で目的や考え方が異なるとされています。歯医者では歯ぎしりや食いしばりなど噛む機能への配慮が中心となる傾向があり、美容外科ではしわや輪郭といった見た目の印象が重視されることがあります。どちらが適しているかは、悩みの出発点や治療に求める目的を整理することが重要です。歯医者のボトックス治療についてお悩みの方は、横浜・たまプラーザの歯医者 州デンタルオフィスまでお問い合わせください。
監修:州デンタルオフィス
白土 州(院長 / 10studyClub 理事)
福岡歯科大学 卒業
九州歯科大学附属病院 口腔インプラント科
日本口腔インプラント学会会員
日本顕微鏡歯科学会会員

